泡沫の温度に溺れて、それはあまりに脆く
閉じた目、止まった呼吸、終わった世界
焦がれて焦がれて燃え尽きて
さらば愛しき人よ。美しくかくも儚き夢は廻る
いまも僕はここから君を、繋いだ手を忘れられずに
冴え渡る意識が絶望を投げて寄越した。
いつまでも隣に君がいてくれたら。それだけでいいのに
君の世界に僕はまだ存在するのだろうか
忘れてなんかやらない忘れるなんて許さない
君を全部僕のものにしたいんだよ全部全部。
だって聞こえて来る賛美歌の意味を知らない
華やかなイルミネーションの下で一人君を待つ
甘い白雪に溶けるように眠らせて
12時の鐘の意味を君が教えてくれたんだっけ
身勝手にも祈るのはただ僕らが幸せであれますように
神様どうか奇跡を降らせてください
タイムリミットを過ぎたから僕は
見えるはずも無い雪の結晶が輝いていた
白い雪のように消えてしまわないように手を繋いで
赤いコートに積もる雪はまるでサンタみたいだね
涙も凍りついてしまえばいいのに
僕の手は冷たいから、君まで冷たくなるよなんて悲しそうに笑ったりしないで
君の好きな色の彼岸花を手折って逝こう。
生きながら欠けて行く。何が残るというのか
本当は君に格好付けたくて楽器を覚えたんだよ
何度も泣かせたのは君の声が好きだったから
月の街で月光浴
三日月の街灯が灯る夕刻にまた会いましょう
僕は君に本当のことなんて何一つ言わなかったね
今僕だけを映したままにその目を抉ってしまいたい
細い注射針が皮膚の下に
一緒に眠れたらどんなに
君を追いかけたって今更追いつけない
滅んだのは誰のせい?
君を壊したのは僕で僕を焦がしたのは君
元気だよってこの声は言葉は君に届くかい?
ずっと一緒にいるものだと漠然と漫然と
失うその瞬間に本当の君を知った
僕はこんなにも、こんなにも弱い
うつむくのを君が嫌ったから
涙は地面に落とさずに
どうしてあの時君を罵ってしまったんだろう
最後の別れはあっけなく
墜ちたのはなぜ
迷い迷う迷宮こそ我が人生さ
たとえ辿り着けなくても進むことに意味がある
涙の雫が消えなくて
細めた目と三日月の唇
無色透明のそれは本当に綺麗だった
平等とは誰のためか
こんなにも醜いのにそれでも、と
人体の構成要素を思い出せ
解けて消えた意図と溶けずに残ったものは
自伝など燃やして
街に繰り出したけれど孤独はいっそう濃くなるの
あら、アナタはだあれ?どうやってここへきたの?
甘いお菓子は何の罠?
引っ掛かるほうが悪いのよと蜘蛛の笑み
とがった爪先はワインレッドの装い
3時のティータイムはロシア紅茶で
逃げ出した庭はどこまでも続く
ハートのトランプはクイーンの扉
白い薔薇がばらばらになって床が赤く染まるの
だってこれは夢だから。何をしたっていいのでしょう?
選んだのはあなただから、私は悪くないわ
どうしてわたしのこんな嘘を信じるの?
眠ろう、世界の終わりまで
閉じた目、止まった呼吸、終わった世界
焦がれて焦がれて燃え尽きて
さらば愛しき人よ。美しくかくも儚き夢は廻る
いまも僕はここから君を、繋いだ手を忘れられずに
冴え渡る意識が絶望を投げて寄越した。
いつまでも隣に君がいてくれたら。それだけでいいのに
君の世界に僕はまだ存在するのだろうか
忘れてなんかやらない忘れるなんて許さない
君を全部僕のものにしたいんだよ全部全部。
だって聞こえて来る賛美歌の意味を知らない
華やかなイルミネーションの下で一人君を待つ
甘い白雪に溶けるように眠らせて
12時の鐘の意味を君が教えてくれたんだっけ
身勝手にも祈るのはただ僕らが幸せであれますように
神様どうか奇跡を降らせてください
タイムリミットを過ぎたから僕は
見えるはずも無い雪の結晶が輝いていた
白い雪のように消えてしまわないように手を繋いで
赤いコートに積もる雪はまるでサンタみたいだね
涙も凍りついてしまえばいいのに
僕の手は冷たいから、君まで冷たくなるよなんて悲しそうに笑ったりしないで
君の好きな色の彼岸花を手折って逝こう。
生きながら欠けて行く。何が残るというのか
本当は君に格好付けたくて楽器を覚えたんだよ
何度も泣かせたのは君の声が好きだったから
月の街で月光浴
三日月の街灯が灯る夕刻にまた会いましょう
僕は君に本当のことなんて何一つ言わなかったね
今僕だけを映したままにその目を抉ってしまいたい
細い注射針が皮膚の下に
一緒に眠れたらどんなに
君を追いかけたって今更追いつけない
滅んだのは誰のせい?
君を壊したのは僕で僕を焦がしたのは君
元気だよってこの声は言葉は君に届くかい?
ずっと一緒にいるものだと漠然と漫然と
失うその瞬間に本当の君を知った
僕はこんなにも、こんなにも弱い
うつむくのを君が嫌ったから
涙は地面に落とさずに
どうしてあの時君を罵ってしまったんだろう
最後の別れはあっけなく
墜ちたのはなぜ
迷い迷う迷宮こそ我が人生さ
たとえ辿り着けなくても進むことに意味がある
涙の雫が消えなくて
細めた目と三日月の唇
無色透明のそれは本当に綺麗だった
平等とは誰のためか
こんなにも醜いのにそれでも、と
人体の構成要素を思い出せ
解けて消えた意図と溶けずに残ったものは
自伝など燃やして
街に繰り出したけれど孤独はいっそう濃くなるの
あら、アナタはだあれ?どうやってここへきたの?
甘いお菓子は何の罠?
引っ掛かるほうが悪いのよと蜘蛛の笑み
とがった爪先はワインレッドの装い
3時のティータイムはロシア紅茶で
逃げ出した庭はどこまでも続く
ハートのトランプはクイーンの扉
白い薔薇がばらばらになって床が赤く染まるの
だってこれは夢だから。何をしたっていいのでしょう?
選んだのはあなただから、私は悪くないわ
どうしてわたしのこんな嘘を信じるの?
眠ろう、世界の終わりまで
絶音 copyright c 2009 神谷
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